ステンレスフレット EDWARDS E-SN7-210TO

今回のリペアはフレット交換を中心に色々と手直ししてほしい部分やカスタマイズなどまとめてご依頼頂きました。北海道在住の方からのご依頼です。

ギターはEDWARDS E-SN7-210TO 大村孝佳さんのモデルの7弦ギターです。個人的にESPのギターが来るとちょっと懐かしくうれしい。 ピンクのボディが印象的です。パーツはブリッジ以外がすでにゴールドからクロームに交換されていました。

内容は主にフレットをステンレスに交換。ほか、ESPの廉価版ということもあるので、ESPのモデルを意識したカスタマイズと微修正です。

早速作業 ↓

フレット摩耗ってこともなく、カスタマイズのためのフレット交換、フレットを丁寧にさくさく抜きます。一転ナットはびくともしませんでした。のこぎりで溝を切って、内側に割るように取り除きました。

また、センターズレを気にされていたのでチェック。たしかにブリッジ部分でセンターが低音源側に寄ってました。弦が1、2弦張っていませんでしたが、やや7弦側が広く1弦側が狭くなっているようです。ネックポケットは隙間なくネックも振れそうもないので、ポケットをほんの少し削ってセンターを修正しました。

さて、フレット交換に戻りましょう。

指板修正ですが、ESPのモデル同様12″Rから9.5〜12″Rの円錐指板に加工します。ローポジションは9.5″Rとより丸く、ローポジションに向かってややフラットなRになるハイブリットな仕様です。指板を荒削ったあたりで、お客様から追加のご依頼、Luminlayのドットポジションマークに交換します。ちょっと早めに作業していたのでギリギリセーフ。

お客様のチョイスはブルーに光るLuminlay。一番明るいグリーンを使うことが多いので、久々のブルー。元のパーロイドドットは取れそうもなかったので、上からそのまま穴あけ。埋め込んで、指板調整を仕上げます。

もちろんサイドポジションも交換です。ここでちょっと気になった12Fや15Fのズレ。ローフレットは間隔が広いのでそれほど気になりませんでしたが、横並びの12Fとかは光るとなお気になりそう。ローズウッドで一度埋めて微修正をしました。

いよいよフレット打ち込み。その前の下準備が肝。

ステンレスフレットは通常のニッケルシルバーに比べるとやはり硬い。曲げ加工もニッケルシルバーを打つときみたいに若干キツめのRにしたりすると、打ち込んでもなじまず真ん中が浮いたりしてしまうから、指板Rに合わせてピッタリと曲げて置く必要があります。さらに今回はJescar58118という一番太いジャンボフレット。さらにさらにフレットごとにRが違う円錐指板というフルコンボ。

打ち込みが終われば、ようやくいつも通りの作業になります。端を揃えて、エッジの処理、フレットのすり合わせとなります。

またちょっと脱線。ピックガードを止めているネジは通常タッピングビスですが、小ねじで止められる様に加工します。何度開け締めしても穴が広がらない様になります。地味ながら微妙に手間がかかる作業なんですよね。弱い緩みどめをつけて取り付け完了。

新しくナットを取り付け溝を切ったら、セットアップを行い修理完了。(ほかペグの向き修正などもありましたが、写真なし)

そして、閉店後に電気を消してシャッタースピードを遅くして撮影することで、フィニッシュ! やっぱり、どうしても光らせたいLuminlay

フレット交換のご依頼お待ちしてます。

納期は2週間前後であとは他のリペア品次第で、早くなる場合もあります。ご都合に合わせることもできますので、お気軽にご相談ください。

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